1/25(土)17-18時の会館建設委員会の前に皆様に共有したい情報です。
■ 片流れ屋根にすれば構造が簡単になり建設コストも安く出来るのでは無いかと思います。
→ 原案では、あくまで2階建てで屋根裏が付属的に使えるという考えでして、大きく体積を確保しようという考えではございません。
片流れ屋根ですと、隣家や道路側の斜線制限に引っかかってしまします。
また、屋根の向きを反転させても、同様に道路側からの斜線制限が少し干渉します。
ただ、3階部分の階高を低くすることで、斜線制限にかからず、片流れ屋根を取り入れることは可能ですが、
3階の体積が大きくなるほど、費用が増えてしまいます。
現時点での概算では、予算を超える可能性が高いため、片流れ屋根を選択すると費用が嵩むこととなります。
さらに、屋根を反転させて高さを低くし、斜線制限を避けても太陽光パネルを取り付ける場合、屋根が北向き( または東向き )に下がるため、太陽光を拾う時間が限られてしまいます。特に北向きの場合、日照時間が短くなるため、太陽光を効率的に利用することが難しくなります。
この点も考慮する必要があると思います。
スケッチを記載しておりますので↓ご確認いただけますと幸いです。
https://drive.google.com/file/d/1AGsSlwh4K33WFiVnnoUBI9qUJ2YzpjTM/view?usp=drive_link
■ 太陽光パネル・蓄電池について
→ 補助金について、住宅用はありますが、事業用は『太陽光発電・蓄電池の共同購入事業』となります。
この制度は補助金ではなく、共同購入によって、太陽光パネルの発電や蓄電池を通常より約30%安く購入できる仕組みです。
利用の仕方として、最も効率が良い「蓄電+余剰分を売電」または「蓄電+余剰分を利用」となりますが、
売電価格が、10年以降劇的に下がるというデメリットと、仮に余剰分利用だとしても、利用頻度が住宅より低いため垂れ流しになってしまうといったことが考えられます。
それらを考慮しますと、災害時においての備えとしては有効と言えますが、費用対効果は低いかもしれません。
■ 雨水タンク
→ 仰る通り、片流れ屋根にすることで、雨水を効率よく集めることができます。
ただし、補助金の内容が「購入価格の2分の1、上限2万円」と金額が限られているため、必要であれば取り付けられると思います。
いずれにせよ、こちらは実施段階で改めて検討させていただきます。
ご意見ありがとうございます。
■トイレの数の規定
→ 小規模な町内会館におけるトイレの数を明確に定めた基準はございません。
また、手書きの資料で申し訳ございませんが、
搬入のクレーンに関しても検討を行いましたので↓資料をご確認いただけますと幸いです。
https://drive.google.com/file/d/1AGsSlwh4K33WFiVnnoUBI9qUJ2YzpjTM/view?usp=drive_link
ご提案いただきました内容は非常に理にかなっており、大変参考になりました。
いただきました内容について、建築物本体とはオプション的な要素もあります。
数百万レベルの話になりますので、ここでの必要性についてご検討の上、ご判断いただく必要性があると思います。
以上です。
なお、自治会館の人数規定の件ですが、こちらで調べたところ規定はございませんでした。
また、市に確認の結果、お神輿の保管スペースに関して、宗教的な理由で補助金の対象外となるケースは基本的にないとのことでした。
1月のお打ち合わせ前にお神輿の方々とのお打ち合わせが必要であれば、伺いますのでお知らせください。
ご不明な点やご要望等がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
何卒よろしくお願いいたします。
no.555 一級建築士事務所 瀧澤 彩花 2024.12.23
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お神輿の保管方法について
お神輿の保管方法について、様々な意見が飛び交っていたので、性能上・宗教上の正確な情報を確認した方が良いと思いまして、株式会社宮本卯之助商店 中橋様にヒアリングを行いました。
宮本卯之助商店さんは、浅草で1861年から神輿・和太鼓などを製作し、宮内庁に楽器を提供している老舗となります。
保管方法としては、紫外線・湿気・ほこりから守ることが重要です。
壁で囲い、地面に直接置かず、少し高い位置に置き、風通しをよくする。
綿のカバーを被せて、紫外線とほこりから守るようにする。
といった事が、基本とのことです
宗教上に関しては、神のものという観点から、見せ物にするものではないという考え方がある一方で、観光地などでは、常に見てもらうという性質上の意見もあるとのことです。
観光地でガラスなどで外部に見せる場合は、管理体制をしっかり取り、精通していることが従重要になるようです。
紫外線フィルムは必須のようですが、フィルムの性能を上げれば上げるほど、反射率が強くなり、外部から見えないといったケースもよくあるとのこと。
将来への期待として、子供達に常に見てもらうことが良いのか、特別な日だけに見る事ができるお神輿に価値を感じるのか。
お神輿への憧れがなんだろうと考えると、お神輿自体に子供たちが憧れを感じるのと言うよりは、「法被を着て、お神輿を担いでいる大人への憧れ」の気がします。「大きくなったら、法被を着て、あれを担いでみたい」といった。
私はそうでしたが、お神輿を見て心が踊るといった感覚ではまく、行為への憧れだったと鮮明に記憶しています。
神輿のメンテナンスは、うるし部・飾り紐などは、紫外線劣化が顕著で、費用が高価とのことです。
私は、聖なるものを丁寧に奉納し、特別な日にお父さんやお兄ちゃんが担ぐ特別感が重要ではないかと感じますが、お神輿を管理する方々の意見は重要だと思いますので、一度、ご協議お願いします。
それによって、配置及び構造を検討致します。
また、必要であれば私たちも話し合いに参加しますので、お申し付けください。
no.555 一級建築士事務所 土田 拓也 2024.12.23