令和7年1月15日(水)、情報文化センター6階の情文ホールで「中区友愛活動員全体研修会」が開かれました。この研修会は中区老人クラブ連合会が主催したもので195名が参加、山元町3・4・5丁目町内会の老人クラブ・ななはちくらぶからも4名が参加しました。
今回のテーマは第1部が「介護認定について」。第2部が「高齢者のための福祉サービス」についてでした。
第1部では、加齢とともに体力が低下し気力も低下、さらに脳機能も低下するという現実を踏まえて、「自助」の限界を自覚し、いかに「公助」を利用するかについて具体例を含めた話がありました。その「公助」を受けるには「介護認定」を受ける必要があり、地域ケアプラザまたは区役所の高齢・障害課(中区は5階)への相談が第一歩となること。その後に訪問調査や主治医の意見書を添えて介護認定を受けるという流れになること。ここまでくればあとはケアマネージャーとの相談でケアプランを作成し、具体的(在宅サービス・訪問介護・通所介護・デイサービス・・・等)にどんなサービスを受けるのかが見えてくること。そして要介護者を抱えた家族にとって肉体的にも精神的にも少しでも気が抜けるような環境を作ることになるのではないかとの指摘がありました。
一方で、介護(サービス)を受ける方のプライドを傷つけないよう細心の注意が必要であることも強調されていました。第2部では中区役所の現役職員がスライドを使って役所が用意している福祉に関する相談窓口について説明がありました。介護認定はもちろん、紙おむつの給付や訪問理美容サービスなどかゆい所に手が届く事業もあり、知らなきゃ損といった印象を受けました。また、失業や生活困窮などお金のことで困ったという相談窓口・生活支援課(中区役所3階)もあり、訪ねてほしいとのことでした。一人で悩まず「叩けよ、されば開かれん」の精神で訪ねてみても良いかもしれません。 (文責:佐野 明男)