●プロフィールを教えて下さい…
1924年11月16日生まれ。夫婦と娘の3人で3丁目に在住（下の娘さんは嫁ぎ先に）。生まれは本牧・北方町。その後山元町2丁目に移り、昭和13年に現在の場所に移った。
山元小学校を卒業し、元町の夜間学校（元町専修青年学校）に通いながら親の家業である有限会社齊藤高取商店（廃品回収業）を手伝った。当時（昭和13年頃）は物資不足で捨てるものは何もなかったので、クズ鉄は商売になった。しかし、昭和17年に鉄は「供出」（戦争のために金属類をお国に無償提供すること：金属類回収令(昭和16年勅令第835号)）となったため、くず屋が成り立たなくなった。
昭和18年（20歳）に卒業し、翌年の徴兵検査で乙種に認定。昭和19年12月1日に入隊。溝の口で10日間ほど訓練を受けた後、川崎から下関まで汽車（貨物）で移動、その後、朝鮮半島の釜山湊まで船で移動し、山東省済南市を経、山奥に派遣。20年3月まで3カ月の教育を受けて特別警備隊に転属。そこでも3カ月の教育を受けてその後小隊に配属。しかし、すぐに、終戦（8/15）となり、20年の12月1日に内地上陸。長崎から横浜まで汽車で移動し、真夜中に横浜駅から歩いて帰宅。帰ってきたら家がなかったが（横浜空襲で焼失）バラックで生活していた両親に驚きと涙で迎えられた。帰還後、元の商売に戻り、昭和24年に現在の家を建て、今に至る。
●ご趣味は？
ゴルフ（昔は）。今は仕事が道楽かな。
●町内会に思うことは…
小安さん、中嶌さんの時代には監査をやっていましたが、現在の本田会長になってから役員（保健・厚生部長）をやっております。会長、副会長をはじめとし、良い方に恵まれいい雰囲気の町内会だと思います。
●町内会の夢や目標はありますか…
スチール缶やアルミ缶の分別を、率先してやる人（会長や副会長など）が負担するのではなく、全家庭がきちんと分別できる町内になったらいいな〜と思います。
他には、毎年、リサイクル組合から「展覧会の作品募集」があるので、子供会でそれに応募してもらい、リサイクルを考えるきっかけになればいいと思っています。
●今後のご自身の夢は何ですか…
もうこの年だから夢というほどのものはないけど…丈夫で長生きできることと家族が健康でいてくれることかな。
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齊藤さん、お仕事の途中に長時間お邪魔いたしました。ありがとうございました！
いつもトラックの荷台に立ち、町内の廃品回収に汗を流しておられる齊藤さんが84歳とは驚きでした（私の倍以上）。わが町内会の大きな活力です。改めて、この道一筋70年のすごさを感じました。
これからも長生きしていただき、ご活躍ください。
